キーフレーム アニメーション
Earth Studio には、業界標準に基づく多数のアニメーション ツールが備わっています。アニメーションの作成が初めてでも心配はいりません。基本的な操作方法をすぐに習得し、魅力的なアニメーションを作成できます。
概要
ほとんどのデジタル アニメーション ソフトウェアと同様、Earth Studio のアニメーションはキーフレームの概念に基づいています。キーフレームを使用して、特定の時点(ここでは「フレーム」)に保存された属性の値を設定します。
2 つのキーフレームを設定すると、それらの間が Earth Studio によって自動的に補間されます。つまり、中間のすべての値が計算され、最初のキーフレームから次のキーフレームへのスムーズな動きが作成されます。
Earth Studio にはキーフレームを設定する方法がいくつかあり、状況に応じて使い分けることができます。
キーフレーム ボタンを使用する
最も簡単なのは、ビューポートでカメラの向きを合わせ、属性リストの一番上にある [Keyframe All(すべてのキーフレームを設定)] ボタンをクリックする方法です。これで地球のビューが、現在アクティブなフレームに保存されます。プレイヘッドを次のフレームへ移動し、同じ操作を繰り返します。すると新たなキーフレーム セグメントが作成され、これで最初のアニメーションが完成します。
さらに細かく調整する場合は、それぞれのキーフレーム ボタンを使用して、属性を個別にキーフレームに設定します。唯一の例外は位置属性(緯度、経度、高度)です。これらの属性はまとめて処理されます(理由については、対数補正をご覧ください)。
未保存の変更
キーフレームは手動で追加する必要があります。地球ビューに加えた変更は、キーフレーム ボタンをクリックするまで保存されません。これにより、既存のアニメーションに意図しない変更を加えずに、地球上を移動することができます。
現在の地球のビューがキーフレームに保存されていないときは、該当するキーフレーム ボタンが黄色になります。その際はキーフレームを設定して、値を追加(または更新)するか、あるいはプレイヘッドをそのフレームから移動し、保存済みの値に再びスナップすることができます。
値を直接入力する
各属性の横に、その属性の現在の値が表示されます。これらの値は、地球のビューに合わせて動的に更新されます。値フィールドをクリックすると、新しい値を入力できるようになります。Enter キーを押すと、現在のプレイヘッド位置にその属性のキーフレームが自動的に生成され、変更に合わせてビューポートが更新されます。
「スクラブ」するには、値フィールドをクリックし、左方向または右方向へドラッグします。⇧ キーを押すとスクラブ速度が速くなり、⌘ キーを押すとスクラブ速度が遅くなります。値をスクラブすると、新しいキーフレームが自動的に作成されるか、または既存のキーフレームが更新されます。
キーフレームとプレイヘッド
上記の方法はいずれもプレイヘッドの位置に依存します。プレイヘッドを前のキーフレーム(J キーを使用)または次のキーフレーム(K キーを使用)へジャンプさせると、より手早く設定を変更できます。
1 つ例外があります。プレイヘッドが他のフレームにある場合でも、キーフレームをダブルクリックするとその値を直接変更できます。