画面構成
アニメーションを作成する前に、Earth Studio の画面構成を確認しておきましょう。Earth Studio はさまざまな要素で構成されますが、ビューポート、エディタ、上部のバーの 3 つの主要エリアに分けることができます。
ビューポート
ビューポートは、Earth Studio を操作するための主要ポータルです。Earth の操作に加え、アニメーション出力をプレビューするときもビューポートを使用します。
Earth の探索
操作方法は簡単です。画面をパンするには、地球をクリックしたままドラッグします。
ズームインまたはズームアウトするには、マウスの右ボタンをクリックしたままドラッグするか、マウスをスクロールします。
⌥ キーを押しながらドラッグすると、ビューポートの中心を軸にして画面を回転できます。この機能を使用して、カメラの上下左右の傾きを微調整します。または、←→ キーを使用して左右の傾きを変更し、↑↓ キーを使用して上下の傾きを調整することもできます。
特定の場所へ直接移動したいときは、最上部にある検索フィールドにその場所を入力します。
[View(表示)] メニューの項目
(画面最上部のファイルバーにある)[View(表示)] メニューには、ビューポートを調整するための項目がいくつか用意されています。
マルチビュー
ビューポートの数を変更します。ビューポートを増やすことで、カメラをより正確に制御できるようになります。たとえば、カメラビューを見ながらカメラパスを編集できます。マルチビューの詳細をご確認ください。
プレビューの画質
ビューポートに表示されるプレビューの画質を指定します。
ガイド
⌥+G キーを使用して、ビューポートにガイドを表示するかどうかを選択します。ガイドには、セーフマージン(配信時に役立ちます)、3 分割(構図の調整に適しています)、センターの 3 種類があります。⌥+⇧+G キーを使用して、これらのガイドを切り替えます。
ビューポート マスク
ビューポートに表示される側面オーバーレイの不透明度を調整します。レンダリングした合成物の幅を表します。
3D データが利用可能な都市
[Available 3D Cities(3D データが利用可能な都市)] マップ オーバーレイの有効 / 無効を切り替えます。[Available 3D Cities(3D データが利用可能な都市)] オーバーレイを有効にすると、再生に問題が生じる可能性があることに注意してください。
トラック ポイント
[Track Points(トラック ポイント)] パネルの表示と非表示を切り替えます。このパネルでは、既存のトラック ポイントを表示して編集できます。
エディタ
ビューポートの下には、アニメーションを作成するための主要作業領域であるエディタがあります。エディタの左側には属性リストがあり、右側にはタイムラインがあります。
属性リスト
「属性」は、カメラの位置や回転など、アニメーション化できる地球の要素です。各属性の横に、現在の値とキーフレーム ボタンが表示されます。これらの属性は、機能ごとにグループ化されています。
デフォルトでは、2 つの属性グループ([Camera Position(カメラの位置)] と [Camera Rotation(カメラの回転)])が表示されます。カメラの位置と回転を指定しないと Earth を表示することはできないため、どのプロジェクトでもこれらの属性は必須です。
属性の追加
その他の属性を追加するには [Add Attributes(属性の追加)] メニューを使用します。[Time of Day(時刻)] 属性を追加して夕暮れをアニメーション化したり、[Field of View(視界)] 属性を使用して対象をズームするなど、興味深いさまざまな効果を実現できます。特殊な属性の詳細をご確認ください。
タイムライン
Earth Studio では、従来の線形タイムラインを使用してアニメーションを表します。このタイムラインは、横方向は複数のフレームに分割され、縦方向は複数のトラックに分割されます。
フレームはタイムラインの先頭から均等に割り振られます。プロジェクトの設定で、フレームから秒数に変更できます。トラックはそれぞれの属性に該当します。各属性用のキーフレームを追加すると、それがトラックに表示されます。
上下にスクロールすると、タイムラインのトラックと属性リストも一緒にスクロールします。タイムラインの下部にあるスクロールバーのサイズを変更すると、タイムラインが水平方向に拡大され、特定のフレーム範囲が表示されるようになります。スクロールバーをダブルクリックすると、ズームアウトしてタイムライン全体が表示されます。
プレイヘッド
プレイヘッドは、プロジェクトの現在のアクティブ フレームを示します。再生時には、再生コントロールで設定したフレームレートで、作業領域の左から右へプレイヘッドが移動します。
フレームを変更するには、プレイヘッドをクリック&ドラッグして目的の位置に移動させるか、←→ キーを使用してフレーム単位で移動します。⇧+← と ⇧+→ を使用すると、後方または前方へ一度に 5 フレーム移動できます。
作業領域
作業領域は、再生対象となるフレーム範囲です。黄色いハンドルバーをドラッグして作業領域を設定します。B キーと N キーを使用し、現在のプレイヘッド位置を作業領域の開始位置または終了位置に設定することもできます。
⌘+← キーを押すと作業領域の先頭フレームへ移動し、⌘+→ キーを押すと作業領域の最後のフレームへ移動します。
画面上部のバー
画面上部のバーには、再生コントロール、出力ツール、検索ボックスがあります。
再生コントロール
アニメーションを作成したら、再生コントロールを使用してブラウザにプレビューを表示します。
再生モード
プレイヘッドが作業領域の終了位置に達したときの動作を選択します。デフォルトはループ再生ですが、逆再生または停止に切り替えることもできます。
フレーム カウンタ
現在のフレームが表示されます。フレーム カウンタをクリックするたびに、フレーム表示または秒数表示に切り替わります。
スナップショット
Earth の操作中、現在のビューをいつでもスナップショットとして保存できます。
レンダリング
アニメーションの作成が完了したら、レンダリングしましょう。レンダリングの詳細をご確認ください。